おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

納豆

納豆について一言。
納豆は本当においしい、と最近思っている。
健康に良いのは、テレビ番組に関係なく、明らかである。
でも、私の納豆歴はたったの5年程度なのである。



関西生まれの私はまったく納豆を食すことができなかった。
食わず嫌いではなく、何回か試して見たことはあった。
それはたいてい合宿所や旅先での朝食時である。
ああ、納豆やな、とつぶやきながら、一口、箸を進めるが、
それ以上、食べることはできなかった。
こういったことを数年に一度は繰り返していた。



私の母は、昔、何を思ったか、市場で納豆を買ってきて、
食卓にあげる時、納豆が糸を引いているのを発見して、
腐っていると勘違いして、捨ててしまったことがある。



しかし、しかし、最近の納豆は食べやすい。
納豆が無臭になっているのは間違いない。
本当の納豆ファンにはまったく物足りないんだろうな。
もしくは、納豆とは別物の食品となっているのかも知れない。
芋の味のしない芋焼酎のようなものだろうか。



昨年、東京へ出張した時、翌朝、吉野屋で納豆定食を注文した。
まず、納豆の量が多く、少し、不安になったが、
さらに、昔なつかしの、あの納豆臭が確かに残っていた。
なんとか、食べきった。
そして、自分も成長したなと、ほくそ笑んだ。
ところで、無臭納豆は、関西だけの食品であるかも知れない。