おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

成人式とツイードコート

1月15日は成人式と決まっていたのだけど、いつからか、
1月の第2月曜日に変わってしまっている。
ハッピーマンデーも良いが、成人式だけは1月15日が良かったなと思う。
数ある祝日の中でも、成人式は、多くの人々にとって、
青春時代をフラッシュバックできる思い出の日である。
だから、1月15日が良いのである。



20数年前、私も成人式に出席した。区民センターだったと思う。
何年も会うことのなかった中学時代の懐かしい顔ぶれが集まっていた。
当日の場面、場面をはっきりと覚えている。
照れくさかったり、うれしかったり。
成人になったからといって、別に何の変わりもないわけだけど、
当時、一つの節目を通過したと感じたことを覚えている。



式典では華やかな出で立ちが多い中、私は古着のロングコートを身に着けていた。
白と茶の糸で紡がれたヘリンボーン柄のよれよれツイードである。
そんな格好を好んでいた。いつも古着を着て、古かばんを持ち歩いていた。
変わり者だったかも知れない。将来、どんな人間になろうと考えていたんだろうか。
今考えると、熱があったとしか言いようがない。



1月15日は、だれにでも、そんな昔のひとコマを思い出させてくれる大切な日である。