おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

APECエンジニア

APEC(Asia-Pacific Economic Cooperation)エンジニア登録制度は、
APECエンジニア相互承認プロジェクトに基づき、
有能な技術者が国境を越えて自由に活動できるための制度、とある。
APEC域内の発展促進のための、国境を越えた技術移転、技術者移動が目的である。



APECエンジニアの登録更新時期が来た。
私はAPECエンジニア創設時の2001年に取得したので、今回で2回目の更新。
5年毎の更新で、2001年から10年ほどの資格保持となる。
APECエンジニアの取得については、その必要性から、賛否両論がある。



APECエンジニアの更新申請には、
5年間で250時間(年間50時間)のCPD(継続教育)の記録が必要である。
それと、更新のための費用が必要である。日本技術士会が窓口である。
更新のための資料作成と証明写真準備にほぼ丸1日を要してしまった。



事務所を立ち上げてから5年の間には、
海外のクライアントから3件のコンサルティングを受注したが、
APECエンジニアの資格はまったく不要であった。
技術者資格の国際的な相互承認の意義は、今のところ全く実感できない。



それでも、更新手続きを今回も迅速に実施したのは、
日本における国際資格の発展を心から願うためである。
その先には、建設技術者の地位向上を望む。
今回はあわせて、EMF国際エンジニアの資格も申請した。( http://www.engineer.or.jp/emf/emf.html )



昨日、若く頼もしい、国土交通大臣が就任した。大いに期待している。
日本の建設技術者に、未来に続く明るい道筋を示して欲しい。
建設エンジニアを目指す若者に夢を与えて欲しい。
舞台は国内、国外にこだわらない。社会資本整備が素晴らしい仕事であることを知らしめて欲しい。