おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

業界のコンプライアンス

昨日は昼から社外研究会に出席した。
地盤工学に関する学術的な研究会である。
産官学から多数の技術者が集まる。
研究会では、杭の載荷試験や最新計測機器等の最新技術を学んだ。
また、交流会では、多数の技術者と接し、ホットな情報を入手した。
社外研究会は、一度に多くの人と接することができ、実り多い。
私のような一匹狼にとっては、大変有意義である。



交流会で耳にしたトピックは、業界のコンプライアンスであった。
先日、大前研一氏はライブ配信のサイトで、
土木業界で、どうすれば談合のないクリーンな企業に生まれ変われるか、
についての解決法について持論を述べていた。
下記の2方法のいずれかで、特に2)の方法が有効と締めくくっていた。
2)の方法については、ピンとこなかった。なぜ有効なのか、わからない。
私自身、もう少し、勉強が必要なのかな。



1)社内厳罰強化、
 いかなる社員もコンプライアンスを守らなかった場合には、
理由を問わずに厳罰に処す、といった社内ルールを設けること。
 しかも、関係者全員、さらには、知ってて言わなかった者も
処罰するという徹底が必要とのこと。



2)大組織の分社・独立化
 ゼネコン社内の各組織(設計、施工、検査、購買等)を細分化して、
分社・独立させること。特に設計部門に優れた技術者を集中させること。
細分かされた各社は自由に関連会社以外とも取引し、独自に成長を遂げる。



私自身は、多くの方が既に強調していることだが、
「官」の力の大きさ、アンバランスさが問題の根源であると思う。
産官学のバランスがとれ、力の均衡が図れた時に、
多くの問題は氷が解けるように解決するのではないかと思う。
そのためには、先の1)の罰則強化は、むしろ、官の世界へ適用すべきものであろう。



さらには、産官学の人材流動(可逆的)が有効であると思う。
単純な官から産への人材流動(天下り)を容認するものではなく、
産から官へも含めて、有機的に人材が流動し、
あらゆるチェックシステムが有効に作動するような技術交流プランである。
壮大なプラン?であるので、また、別の機会にまとめてみたい。