おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

羽田空港D滑走路

先日、東京に行ってきた。
伊丹からのマイル利用による安上がりの出張であったが、
いくつかのイベントをこなした。



その一つとして、羽田空港の再拡張建設工事を見学する機会に恵まれた。
羽田で4本目の滑走路となるD滑走路の建設工事であり、
年間の離発着量を大幅に増加させ、今後の航空需要に応えるためのものである。
羽田の現在の混雑度は並ではないようだ。



D滑走路は埋立部と桟橋部が組み合わさった、
近年を代表する国内のビッグプロジェクトである。
桟橋の採用は、多摩川の流れを阻害させないためとのことである。
大規模な設計・施工一括発注方式として契約されたことも記憶に新しい。



まず最初に、陸側の展望台から全容を把握した後、
船に乗って、桟橋部、そして、埋立部へと近づいた。



桟橋下の海面から滑走路となる予定の構造物を眺める。
ピカピカと光を反射する無数の鋼管杭が立ち並ぶ。
何とも言えない神秘的な光景であった。神殿のようである。



さらに埋立部へと向かう。管中混合処理土による埋立が行われている。
埋立地へ上陸した。練り固まった浚渫土は模様を刻んでおり、
溶岩地帯を歩いているようであった。



空港を見学して思った。
建設事業への関心を高め、その意義を認識して頂くためにも、
多くの一般市民に工事現場を見て頂ける機会創出が必要である。
皆が率先して見学に来るための良い方策はないものだろうか。