おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

都心インフラの脆弱

先日、東京で発生した大停電についての独り言。


大都心のインフラの弱さに改めてびっくりした。
さらに、電話線のリスク管理の甘さを知って、超びっくりした。
非常時の電話線のバックアップが、本線と同じ鉄塔間に架かってるとは。


奇しくも、昨年11月に見た邦画「大停電の夜に」が実現してしまった。
映画では、クリスマスイブの夜、大都会・東京に長時間の停電が発生。
信号、地下鉄、エレベーター、すべてが機能停止する。道路は大渋滞。
本作は、大停電による都心のパニックが主題ではなく、
大停電という闇によって浮かび上がった数々のヒューマンドラマを描く。
最後まで、落ち着いて見れる、ほのぼのタッチの良い作品であった。


翻って、先日の大停電は都市型パニック災害の予見である。
東京の社会インフラ施設が、夕刻から1日、機能を停止するとどうなるか。
電気、ガス、水道、通信、道路、鉄道。24時間の停止で何が起きるか。
あらゆる安全システムも起動しないと考えたら。
地震津波とは、また違ったタイプの被害が随所に現れる。
大都市を襲う災害は、予期せぬ被害の連続である。
数多くのヘルプにどのように対応するのか。難民であふれかえるだろう。


あらゆる状況を想定して、対策を練ることはもちろんのこと、
想定したシナリオ通りにならなかった場合、想定を上回る被害が発生した場合、
初動体制、広域連携について、よりいっそう検討する必要があると思う。