おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

遠野の物語

遠野 カッパ淵(撮影:林)


2010年は遠野物語100年の年でもある。
柳田国男が「遠野物語」を刊行したのが、明治43年(1910年)。
遠野に伝わる民話を、筆記・編集したもので、天狗、河童などの妖怪が登場する。



岩手県遠野市は、四方を山に囲まれたのどかな山里である。
釜石と花巻のちょうど真ん中くらいに位置する。山深い里である。
一見、何も見所がないようで、ふところが深い。遠野の魅力である。



「新釈遠野物語」(井上ひさし著)が面白い。1976年の作である。
けっしてパロディではなく、より伝承に近い。読みやすく、腹の皮がよじれる。
やはり、河童は出てくるし、森羅万象、日本も面白いな、となる。



遠野の里は、遠い里である。
何もないところだけれども、とんだハプニングがある。
例えば、秋の夕暮れの山道で、犬伏老人のように誰かに出会うとか。