おうちでしごとするということ

脱サラ後の第2の人生で思うことの綴り

心と体の養生

箱根の新緑(撮影:林)


私は自他共に認める健康マニア(オタク)である。
耳学問が専門なので、実際に私が健康体というわけではない。
「今に見ていろ。健康な爺さんになってやる」とは、常々、思っている。
私の目指すテーマは「心と体の養生」である。



養生と言えば、「養生訓」。
貝原益軒による江戸時代の大ベストセラーである。
自然体に生きろ、自己の体の生命力を信じろと言っている。
「人の元気は、もと是天地の万物を生じる気なり。是人身の根本なり。」



杉田玄白の「養生七不可」では、7つの「べからず」が圧巻である。
「昨日の非は悔恨すべからず」
「明日の是を慮念すべからず」
「飲と食とは度を過すべからず」
「正物に非れば苟しくも食すべからず」
「事なき時は薬を服すべからず」
「壮実を頼んで房を過すべからず」
「動作を勤めて安を好むべからず」



平成の今、香山本も悪くはないが、江戸時代の養生にも習いたい。
自然体で生きること、自己を信じること、未来を受け入れること。
そして、楽しい時も苦しい時も動き続けること。